BIKE of Love

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遠く離れた場所(と言ったらいささかオーバーだけれども)に住む友人からバイクを頂いた。
僕の「バイクライフ」の始まりである。

自転車と言えば、初めて補助輪なしで乗れた時の感動を今でも鮮明に覚えている。こいつとならどこまでも進んでいける。それはとんでもない道具を手に入れたと感じた瞬間だった。そう、道具は使えこなせなければ道具として意味をなさない。

まだまだ遠出も出来ず、使いこなしているとまでは言えないけれど、改めてバイクにまたがり気付いたことがある。郵便局や銀行へ出かける際に、あえて遠回りをして向かってみる。それでも歩くよりは全然早い。歩くという行為は比較的(特にそれが事務的な用事であればあるほど)最短距離を進む傾向にある。また、車というのは身体的なスピード感を超越してしまっている。その隙間を埋める移動手段がバイクだ。

バイクには、歩きにはないある種の「時間的余裕」と車にはないある種の「スロー感」が同居している。今まで通ることも無かった道を進む。自宅からバイクで5分もかからない場所に、自宅ガレージを改装した日曜日のみ営業のコーヒースタンドがあったり、縄文時代の貝塚があったり、立派な古民家があったり、そして新緑に囲まれた森があったり。

歩く、走る、そして漕ぐ。それぞれのスピード感で今まで見えなかったものがさらに沢山見えてくることだろう。そんな期待を感じている。友人から届いた「愛の自転車」に跨りながら。

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BIKE of Love

g

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gと言えば、GREATのg!ではなくて、グラムのgです。

Great Cossy Mountain POP HIKER Wallet UL 11g
いわゆる5番と呼ばれるサイズのファスナーのスライダー3つ 12g

ウルトラライトハイキングでは、偏狂的とも言えるくらいグラムにこだわる人がいます。僕もその端くれにいます。上には上がいますが。

そんな人達を揶揄する方々も存在して、その言い方で一番酷いのが、「道具軽くする前に、その腹軽くすれば?」って言い方です。そういう事ではありません。

ウルトラライトハイキングにおいて、道具の軽さを追求するというのは一つの大事な方法論ではありますが、もっと大事なのが、「その道具の重さを把握する。」というところにあります。と僕は思っています。

ファスナーのスライダーが重いのか?この財布が特別軽いのか?

この問いは、あらゆる物、あらゆる場面、あらゆる比較に当てはまります。魅力的な物があふれる時代、僕たちはその物の本質的な評価において盲目的になりがちです。

そんな盲点を取り払う一つの尺度が、gであると、僕は思っています。

g

Re:born 1st Anniversary BLACK BRICK

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4月7日(土)~8日(日)にかけて吉祥寺の「BLACK BRICK」にて開催される、『Re:born 1st Anniversary BLACK BRICK』に、Great Cossy Mountainも出展いたします。

イベント詳細については、BLACK BRICKホームページにてご確認ください。

出展商品に関しては、引き続きこのブログやfacebookページにて紹介していきます。ご期待ください。

Great Cossy Mountain以外にも、とても素敵なブランド、メーカーさんが沢山出展します。
桜はもう満開とは言えない時期ですが、井之頭公園散策や高尾・奥多摩ハイキングの帰り道など寄っていただければ幸いです。

Re:born 1st Anniversary BLACK BRICK

赤い財布

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僕は赤という色が好きだ。

一番好きな色は?と問われると、それは青なので、いささかややこしいけれど、それでも赤が好きだ。

一般的に赤は女の子、青は男の子という、何の根拠もない教育がなされてきたのは憂うべき事実である。カスタネットが赤と青で構成されているのは、女の子と男の子どちらにも対応できるようという理由らしい。

ところで、Gコ山は赤い財布を製作、販売している。財布という性質上、「赤は赤字の赤」という事で敬遠されがちという事を、実は最近知った。本当に最近。

僕は、普段から迷信めいたものは全く信じないたちなので、それを聞いて本当に合点がいった。

確かに、赤い財布は売れないのである。結局のところ売れては行くのだけれど、他のカラーと比べると本当にゆっくりと売れていく。

もちろん、個人的な心情や信仰に対してとやかくいうつもりは無い。でも、あえてそういった迷信を気にしてしまう人にこそ言いたい。

ハートって普通何色ですか?赤ですよね?

赤は、愛の色であり、情熱の色であり、革命の色です。

そう考えると、財布に入れるお金というものは、愛する人の為、情熱の為、そして、革命の為!と言ったらオーバーだけれども、現状の自分からブレイクスルーをして夢をかなえるため!という解釈も成り立ちます。そうであれば、赤い財布は最高のカラーとなるはずです。

こんなことを語っていると在庫にある赤い財布を買ってほしいなんて思われてしまうかもしれませんが(もちろん買っていただければ嬉しいですが)、そうではありません。本当に。

僕が言いたいのは、好きなものは好き!それでいいじゃない!それだけの事。赤が好きなら、財布でもバッグでも洋服でも赤で良いじゃない!という事です。もちろんこれは赤に限ったことではありません。

色と同じように、「Gコ山が好き!」と言ってもらえるように日々努力していきたい所存です。ただ、それが言いたかっただけなんですが、話が長くなってしまいました。。。

赤い財布

第2回「山の道具展」

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昨年、第1回が開催され好評だった「山の道具展」が今年も開催されます!
昨年に引き続き、今回もGreat Cossy Mountainが出展いたします。
開催要項に関しては、稲村ケ崎・VIVAHDEのホームページをご覧ください。

今回は開催に先駆けて、Great Cossy Mountainの出品商品をご紹介します。

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City Girl Tote Bag
13,000円(税込14,040円)

丸みを帯びた形のシンプルなトートバッグです。
メインの素材となる生地は、アルパイン・マルチカムという名の冬季版迷彩色ですが、じーっと見ていると、なんとなく夏場のどんよりとした空模様のように見えてきませんか?僕はそんな風に感じました。
そこに浮かび上がる鹿のシルエット。
おなじみのGコ山ロゴの鹿ちゃんマークをミシン線画(個人的にそのように呼んでいます)で再現してみました。
内側は、裏地をしっかりと付けて、小物の収納に便利なポケットも配置しております。

「山の道具展」という基本コンセプトからは外れてしまう商品かもしれませんが、「街でも山を感じていたい!」と思う山好きシティーガールにピッタリのトートバッグだと思います。

 

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City Girl Pouch
4,000円(税込4,320円)

Gコ山の基本的なデザイン理念の一つに、「平面的でシンプルな形状の生地から立体を作り上げる。」というものがあります。
しかしながら、この商品はそのデザイン理念から外れたGコ山の新しい挑戦となる一品です。

ボトムに近づくにつれ丸みを帯びながらボリュームを広げていくデザインは、様々な物を収納することに役立つでしょう。
イメージとしては、ありそうでなかった「アウトドアテイスト溢れる化粧ポーチ」です。残念ながら独身であり、お付き合いしている女性もいないアラフィフオヤジとしては化粧品に対する知識が皆無なので100%想像で作ってしまったことは否めません。もしかしたら化粧ポーチとしては失格の烙印を押されてしまうかも。。。

それでも可愛らしさをもった形状のこのポーチは山でも街でもお洒落を忘れないシティガールの強い味方になってくれる小物入れだと信じています。また、日頃から彼女に山好きであることをあまり理解してもらえないマウンテンボーイにとって、その彼女へのプレゼントとして最適ではないでしょうか?誕生日でもなければホワイトデーもない、何の記念日でもない、ある一日のさりげないプレゼントに!

 

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MAD DOG After Run Bag ”LEIDEN”
7,500円(税込8,100円)

Gコ山ギアの中でもランナーの為のギアとして誕生した「MAD DOG Bottle Holder」。そのMAD DOGシリーズに待望の新しい仲間が加わります。
名付けて「After Run Bag」です。

電車などの公共交通機関を利用したトレイルランニングトリップ。
行きは良いのですが、帰りは困ります。泥で汚れたシューズ。汗臭いウェア。本来、荷物を運ぶことが目的のトレランパックすら汗でビチョビチョ。。。

そんな時に大活躍するのがこのAfter Run Bagです。
行きは、トレランパックの中に忍び込ませておき、一日中思う存分走って着替えた後は、シューズやトレランパックはもちろんのこと、汚れたウェアやウォーターボトルなど全てこのバッグに放り込んでしまいましょう。スッキリと荷物を一つにまとめ帰りの電車では、自分の気持ちが良いのはもちろん、他の乗客に迷惑をかけることもありません

もちろん、使い方はあなた次第。普段から持ち歩くバッグに忍び込ませておきエコバッグ的に使うもよし。ハイキングのパッキング時にスタッフバッグとして使うもよし。週末の1泊温泉旅行に使うもよし。ミニマリストであれば沖縄2泊3日の旅行も可能でしょう。

 

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POP HIKER Wallet “LEIDEN 湘南エディション”
3,500円(税込3,780円)

Gコ山定番商品である「POP HIKER Wallet」のLEIDENカラーバージョンです。
さらに今回は、通常版の素材である210デニールとUL版の素材である70デニールのX-PACを織り交ぜて制作しました。断言はできませんが、おそらくこのバージョンは山の道具展のみの限定販売となります(限定的な要素としてはかなり弱いですが。。。)。

ガウディ、ル・コルビュジェ、ミース・ファンデルローエ、丹下健三、磯崎新、安藤忠雄。そのような名前に憧れて大学に入学した僕(a.k.a.コッシー)ですが、本格的に建築学を勉強し始めてから知り、衝撃を受けた建築家が一人います。
オランダの建築家であり家具デザイナーでもある、「ヘリット・リートフェルト」です。彼の設計したシュレーダー邸とRed and blue chairは、物を作る者として今でもなお憧れであり目標です。

そのリートフェルトから「ピエト・モンドリアン」のことも知りました。赤、青、黄色を基本として、黒と白の(今風に言えば)差し色を入れるグリッド状のシンプルなアート。これほどまでにシンプルでありながら、見た者にとって一生忘れることの無いほどの強烈なインパクトを与えるアートを僕は他に知りません。そして、何よりも今僕が作っているギアに対するデザインの基本理念もそこにあります。「究極のシンプリシティからなる究極のインパクト」です。

リートフェルトやモンドリアンがかかわっていた「デ・ステイル」という名の芸術活動とそれを伝える機関紙。その発祥の地であるオランダの都市「ライデン」から、この特別カラーシリーズの名前を拝借しています。リートフェルトやモンドリアンにはまだまだ足元にも及びませんが、最大限のオマージュの意味を込めて。

 

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Great Cossy Mountain and Sawako Ninomiya -Collaboration T-Shirt-
9,000円(税込9,720円

昨年第1回が開催された「山の道具展」。そこで知りあい、その作品に僕が惚れ込んだ刺繍アーティストの二宮佐和子さんにお願いしコラボTシャツを製作しました。全て手仕事であるため数は少なく、今回は、女性用としてXSを2枚、男性用としてMサイズが2枚、計4枚となります。誕生のいきさつを考えれば、今回のGコ山商品の中でも、一番「山の道具展っぽい商品」と言えるかもしれません。

デザインは、シンプルに白いコットンTシャツの左胸にGコ山の代表的アイコンを一針一針丁寧に刺繍していただきました。百戦錬磨の刺繍アーティストである二宮さんと言えども、寸分の狂いもなく同じ刺繍を施すことは不可能です。同時に、それが手仕事であることの証でもあります。そして、その証として、Tシャツの左袖にはシリアルナンバーが刺繍で記されてあります。
今回初めての製品化ですので、当然のことながら、左袖には、1から4の数字が刻み込まれています。決してお求めやすい価格の物ではありませんが、ある意味(あくまである意味ではありますが)、世界で1枚のTシャツの価値をご理解いただきご購入いただければ幸いです。

今回出品の商品は、山の道具展限定商品というわけではありませんが、材料の在庫状況などから(特にカラーに関して)、次回の製作販売は未定となっています。実際にGコ山商品を手に取って見ていただく機会も少ないですし、ぜひこの機会に実物を見ていただいて、ご購入を検討いただければ幸いです。

最終日の25日は僕も終日在店する予定です。質問等もあればお応えしますのでぜひご来店ください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

第2回「山の道具展」

100% Gear of Life 007 OLD TAYLORの空瓶

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100% Gear of Life
007 OLD TAYLORの空瓶

 廃棄される運命にあるモノが新しい役目をおって再び輝きだすということはよくあることだ。それは、使う側として、そして恐らくはそのモノにとっても幸せなことに違いない。
例えば、お菓子の空き缶がちょっとした裁縫箱に変身したり、なんてことない商品の空き箱がCDケースや文庫本を収めるのに最適な大きさだったり。

 この、「OLD TAYLOR」という名のバーボンの空瓶も僕にとって、そのような輝きを再び放ちだしたモノの一つだ。

 利休の茶の湯の世界に登場するような上品な一輪挿しもそれはそれで素晴らしいものだし、憧れはあるけれど、僕の部屋のような(そして多くの人にとって同じように)、石膏ボードに壁紙を張って、床は合板のフローリングといったような空間には、(仮にそれを手にしたとしても)存在が浮いてしまって、詫びも寂もあったものではないだろう。また、大きさも大事だ。200mlの瓶では安定感がないし、フルボトルでは、一輪挿しとしてバランスが悪い。やはり、このポケットにも収まる形状の375mlの「OLD TAYLOR」の空瓶が一番しっくりとくる。チープな部屋には、再利用の空瓶程度の一輪挿しの方がむしろお似合いだ。これこそが身分相応の詫び寂の世界観だと僕は思う。

 悲しみの果て、と言ったら少しオーバーだけれど、辛かったり、少し嫌なことがあると、この空瓶に一輪の花を飾って、それを眺めながら丁寧にいれたコーヒーを飲む。そうすると自然と心が落ち着いてくる。結局は、また思い出してしまってバーボンを飲み始めてしまったりするのだけれど。。。

100% Gear of Life 007 OLD TAYLORの空瓶

100% Gear of Life 006 椎名誠『ハーケンと夏みかん』

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100% Gear of Life
006 椎名誠の『ハーケンと夏みかん

「ハーケンというものを最初におしえてくれたのは沢野ひとしだった。高校1年、一六歳の時である。」

山と渓谷社から出版されている、椎名誠著『ハーケンと夏みかん』という短編集。その単行本のタイトルにもなっている『ハーケンと夏みかん』の冒頭である。この文章を初めて読んだ時、僕自身も16歳だった。

この『ハーケンと夏みかん』は、当時、高校1年生の椎名誠が、同じ高校に通う同級生で後にヘタウマの巨匠として有名になるイラストレーター・沢野ひとしとの、若々しくもほろ苦いある一日の出来事を描いたエッセイである。おおよそ「クライマー」とは言えない知識と経験しかない持ち合わせていない沢野ひとしにそそのかされて椎名誠が房総の鋸山にある石切り場跡の岩壁に挑む物語である。当然の結果として、ほんの数メートル攀じ登ったところで滑落し敗退。そのまま山を下り、途中になっていた夏みかんを拝借して食べるという物語だ。

当時、山岳部で活動していた僕は、山岳、冒険物のを本を貪るように読んでいた。
植村直巳の各書、山学同志会の小西政継を描いた『栄光の叛逆者』、あるいは、新田次郎の『孤高の人』や『栄光の岩壁』などの山岳小説を読んでは、アルプスやヒマラヤの雪山や岩壁登攀を夢想していた。
でも、同時に何処かで、自分の体力や運動能力、性格も顧みたとき、「自分には無理だろうな。」という気持ちを常に抱いていた。「俺なんてすぐに限界を感じて山なんか行かなくなるんだろうな。」という半ばあきらめの気持ちを。

そんな時、この椎名誠の『ハーケンと夏みかん』に出会った。僕の読書の対象は、過酷な自然や人間の限界に挑む姿を描くものから、「あやしい探検隊」へとシフトしていった。いい歳をしたおじさんが週末ごとに集まってアウトドアフィールドへ繰り出し、本当にくだらないことをしては、酒を飲み、とにかくよく食べ、焚火をして踊り狂う。おおよそ、「探検」とは言えないそのスタイルに、僕はなんとも言えない魅力を感じてしまった。

今、改めて思うことがある。僕がより過酷なクライミングの世界に挑んでいたとしたら?
その行く末は、2つしかない。もうとっくに山を辞めていたか、もしくは、死んでいたか。。。

あるとき、某アウトドアショップの店主(同い年の彼は、大学入学と同時に探検部に所属し、かなりヘビーな探検を実際に体験している)に、こんな話をした。「俺、実は17歳の時、山学同志会に入会の問い合わせしたことあるんだよ。あの時、本当に入会してたら、ヨーロッパアルプスやヒマラヤの観光登山のレベルでは見ることのできない本当にヤバイ景色をこの目で見れたんだろうなって思うんだよね。そう思うと、ちょっと後悔するところもあるんだよ。」と。
すると、その店主に、「入らなくて正解。入ってたら、今こうして俺たち出会って一緒に酒飲んでないし、そもそもコッシー死んでるよ。」と、笑いなながら言われた。幸か不幸か、どうやら、僕の自己分析は間違っていなかったようだ。

2018年46歳。あれからちょうど30年。冒険やチャレンジといったものとはかけ離れたスタイルであるけれど、今もなお、僕は山に登り続けている。

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