メロウハイキング入門 PART2

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メロウハイキング入門 PART1

OK!それじゃ早速ハイキングに出かけよう!
だからと言って、いきなり街の登山用品店に駆け込んでハイキングに行きたいんですけど道具下さい!なんて言ったらダメだよ。

ハイカットの軽登山靴、そして、使い方もよく分からないテープやバックルがたくさんついた、やたらカラフルなザックを買わされるだけさ。二度と履かないシューズと二度と背負わないザックをね。

何度も言うように9割は準備さ。
そして、そこから既にハイキングは始まってる。
孤独な君は全部自分で決めて自分で準備しないといけないんだ。9割でも少ないくらいさ。
いいかい、当たり前のことだけれど、まずはどこに行くか決めなけりゃいけない。
道具の話はその後さ。

たまに、とりあえず電車に飛び乗って車中で行き先を決めるなんてハイカーもいるけれど、僕に言わせればそんなの無謀な行為だね。
最初に言ったろ。
恋とハイキングは同じだって。
電車に乗ってから行き先を決めるなんて言うのは、とりあえず、女の子の多い街に行ってナンパしようぜ!ってのと同じさ。もちろん、そこに思いもよらないほど最高の女がいるかもって事も否定はしないけれど、少なくとも僕はお目にかかったことがないね。

恋をしたらまずどうする?
デートに誘うよね。
どうやって誘う?
彼女の好きな食べ物や音楽やファッションや趣味をリサーチして色々とセッティングするだろ?
ハイキングも同じさ。山やコースを徹底的にリサーチするんだ。
そこでいきなりインターネットを開いちゃダメだね。インターネットは便利だけれど、そこにある情報は全て誰かのバイアスがかかってるからね。
彼女のリアルな情報を引き出すのさ。
彼女のリアルなプロフィールをね。他人の意見なんか参考にしてちゃ彼女の本当の魅力は理解できないぜ。

もちろん、彼女を知るきっかけはSNSや友人の紹介でも何でもいい。それが出会いってものだからね。でも、既に君たちは出会ったんだ。そして君は彼女に恋をした。
あとは君次第さ。

じゃ、何で調べるって?
それはね、一つしかないよ。そう、地形図さ。
彼女のリアルな情報は地形図にしかないって言っても過言じゃないだろうね。
ハイキングに行きたいと思い立って初めに買うべきものは地形図だよ。シューズでもザックでも、レインウェアでもストーブでも無い、地形図さ。
そこに嘘はないからね。

何が書いてあるか分からないって?分からなくて当然さ。
でもね、分からないからと言って投げ出すもんじゃないよ。
好きになった女性の好きなものがそこに書いてあるのに、分からないからって投げ出す男はいないよね。
分からなくても、通勤、通学の車中、昼休み、寝る間も惜しんで、地形図を見つめ続けるのさ。それを続けると、ある瞬間、ふと一枚の紙が3次元的に見えてくる時がやってくる。必ずやってくる。

それが彼女のリアルさ。
それさえ見えればあとはこっちのもんってね。
彼女の好みも自然と見えてくるよ。
ライブに誘うにしても、クラシックからジャズ、パンクロックまで音楽は様々さ。
彼女の好きな食事は?ちゃんとしたレストランがいいのか、大衆居酒屋が良いのか。お酒を飲むか飲まないか、飲むなら好きなお酒は日本酒かワインかウイスキーか、てな感じでね。
どんどん準備するものが見えてくるよ。

もちろん自分のスタイルを曲げる必要は無いよ。無理したところで長続きしないからね。
でもね、TPOは大事さ。彼女に恥ずかしい思いをさせない程度の、そして少しでも楽しんでもらえるような準備はもちろん必要だよね。そこまで分かれば、あとは必要な道具も自然と見えてくる。それを時間をかけて準備すれば良いのさ。ゆっくりと時間をかけてね。

恋とハイキングは同じだって言ったけど、一つだけ違う事がある。
それはね、うかうかしてると彼女は逃げてしまうかもしれないし、もしかしたら他の男に持っていかれてしまうけれど、山は決して逃げないってところさ。

OK!それじゃ、早速具体的なデートプランを練ることにしよう。

おっと、一言言い忘れていたよ。
地形図には真実しか載っていないと言ったのは嘘じゃないけれど、そこには隠された真実があるって事も事実なんだ。地形図に載っていないトレイルや、沢があったりするし、逆にトレイルはあっても何年も人が通ってないっていうほど荒れてたりね。でも、それが「隠されていた真実」ってわかるのも、しっかり下調べしてあるからこそなんだよね。その予備知識がなけりゃ、あぁ、そうなんだ、で終わっちゃうだけだからね。

何も秘密のない女性って魅力的かな?
違うよね。

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メロウハイキング入門 PART2

メロウハイキング入門 Part 1

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メロウハイキング。

一体何のことだって?
訳が分からないのも仕方のないことだよね。
だって、何てことない、どこにでもいるような中年オヤジの僕が考えた言葉だからね。
メロウハイキングのことは一旦忘れよう。

Stay hungry.
Stay foolish.

これは有名だね。スティーブ・ジョブズの言葉だけれど、僕はそこにもう一つ付け加えたい。

Stay alone. 孤独たれ。

もちろん、仲間とつるんでワイワイやるのも楽しいよ。
こう見えて、僕にだって多くの友人がいる。
でもね、全ては孤独から始まるんだ。
恋もハイキングもね。

男も女も恋は孤独からしか生まれない。ハイキングも同じさ。
それは、相手を愛し、感じ、欲することだからね。

孤独であるということは全て自分で決めて実行しなければいけないって事だよね。
え?重荷に感じるって?
それは全くの逆さ。全部自分で決められる自由を得られるって事だからね。
でも、確かに安心は出来ないね。

あれはそう、My Bloody ValentineのLovelessがリリースされた年だから、1991年の話。大人になったばかりの僕はちょっと背伸びして一人でバーに入ったんだ。
そこで隣に座っていた老紳士が僕にこう言ったんだ。

「何か事を起こす時は、9割が準備で残りの1割が本番さ。準備を怠るなよ。」ってね。

孤独であるってことは自由であると同時に、全てのトラブルを受け入れるってこと。
誰だってトラブルなんてごめんだよね。
そのためには、そう、9割の準備さ。
残り1割の本番を思いっきり楽しむためのね。

そうそう。その老紳士はこう続けたんだ。

「準備の9割は自分の事を世界で一番臆病者だと思って挑まないとダメだ。そして、本番の1割は自分の事を世界で一番勇敢な男だと思って挑め。」ってね。

良いこと言うよね。

おっと、前置きが長すぎたね。そろそろ本題に入ろうか。
そう、メロウハイキングの話だったね。

メロウハイキング入門 Part 1