ギムレットには早すぎる

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「ギムレットには早すぎる。」

ハードボイルド好きには、もはや「こんにちは。」くらいの意味となった言葉だけれど、個人的に思うのは、やはり実際的にハードボイルドにはバーボンが似合う…と思う。それも、やはり一番安いバーボンがしっくりくる。

ロング・グッドバイの時代は分からないし、ましてやギムレットをこよなく愛飲していたのは、マーロウではなく、大富豪のレノックスだからね。今の時代、貧乏な私立探偵や刑事や、あるいは逃走中の犯罪者が、カクテルなんて面倒なものを飲むなんて、そんな状況はありえない。逆に、安い日本酒や焼酎ってのも、なんかしっくりこない。

そう、大事なのは、登場人物でもなく、ましてや酒でもなく、全体をひっくるめた「状況」だ。

だって、いつも財布の中身気にしながら立ち飲み屋でホッピー飲んでる僕が、家ではカクテルやワインやシャンパンなんて飲んでたら、そんな状況おかしいでしょ?たとえ僕がイケメンだったとしてもね。あくまで、たとえ話だよ(笑

同じように、ULハイキングにも、ある意味正統的な状況ってのがある。スタイルといった方が伝わりやすいかな。

もちろんTPOは大事だよ。貧乏な私立探偵だって、ノンキャリの刑事だって、たまの休みに女の子をバーに誘って、普段飲まないギムレットを頼む、なんていうのも、これはこれで大事な一つの「状況」だよね。

でも、やっぱり注意してほしい。何事にも歴史とディテールがある。

アメリカ禁酒法時代、アメリカンスタイルの優秀なバーテンダーは母国を捨て世界中に散らばった。その内の一人、ロンドン・サヴォイホテルのチーフバーテンダーになったハリークラドック。彼が著した『サヴォイ・カクテルブック』にあるギムレットのレシピには、「ジン1/2、ローズ社製のライムジュース1/2、ステアしてグラスへ」とある。

僕らが知っているショートカクテルグラスに注ぐタイプのギムレットとは違ってオンザロックタイプのカクテルなんだよね。

そして、肝心の『ロング・グッドバイ』では、レノックスがマーロウにこう語る。

「本当のギムレットはジンとローズのライムジュースを半分ずつ。他には何もいれないんだ。」

そんな事を思いだしながら、僕は安バーボンをロックで飲む。サヴォイタイプのギムレットも良いけれど、やっぱりこの時間、僕が家で一人で飲むって状況には、安バーボンが一番しっくりくるからね。

今夜から寝酒の供は、船戸与一の『蝦夷地別件』。僕の心の本ベストテンにランキングする長編名作を再読する。船戸作品は好き嫌いがあるだろうけど、僕は氏の著作に絶対的な信頼を寄せている。なぜなら、圧倒的な調査によって、少なくとも、その背景となる歴史とディテールに間違いはないから。その先には、たとえそれがフィクションであろうとも、真の「状況」が存在する。僕はそう思うね。

寝るにはまだちょっと早すぎるかな。あと10ページ。

 

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ギムレットには早すぎる

生まれかわるとしたら…

イケメンで歌えるジャズトランペーターになりたい。そして、トランペット一つだけで世界中を旅して、土地土地の美女とマティーニを飲みたい。それこそ究極のミニマリストだと思う。

マティーニは無理だけど、安物のバーボンをナイトキャップに。名盤を聴きながら。

生まれかわるとしたら…

フィンガー・エンデュランス

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OMM LITE/BIKE、おんたけ100K/100マイル、分水嶺トレイルなど、各地でタフなレースが繰り広げられている中、僕も3日間みっちりエンデュランスなイラストレーター決めてやりましたよ!クーラーガンガン効いててすみません!

足が終わったとか、胃がやられたとか、そんな人もいるでしょうが、僕はクリックしすぎで指がやられました!

僕は、基本的に鉛筆で描いて(ほぼ完成形まで)、それをadobeのイラストレータでトレースするという、なんだかアナログなのかデジタルなのかよくわからない手法でイラストを描く。ゴソゴソ君も鹿ちゃんもその手法です。

で、今回は、かなり精密な絵を描いた。おかげで過去最高のクリック数だったかもしれない。クリック数計測ソフトとかありそうだな。あったら次からは計測してみよう。

ということで、明日からはまた縫いのお仕事です。。。

 

フィンガー・エンデュランス

木・鉄・硝子

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工房から走って帰る途中に、中古工具の店を見つけた(今まではその店の裏側を通っていたので気付かなかった)。それにしても、工具というのは何故にこんなにも心躍るものなのだろうか?

かといって今必要なものは何もないのだけれど、可愛らしい工具入れを見つけたので購入。300円。

さっそく自宅デスク周りの文房具をブラスチックのトレーから入れ替える。

最近、家にあるプラスティックなものを鉄・木・硝子に変えていこうということを進めている。もちろん全ては無理。プラスチックが本領を発揮するものってのもあるからね。例えば、今まさにタイプしているPCのキーボードや、そのPCから繋がっている電源タップなど。

それでも、極力、鉄・木・硝子に囲まれて生きたいなと思っている。

唐突に、いつも行く飲み屋の風景。想像の中で店内を見回してみると、サランラップやら計量カップやら、いろんな調理器具、タッパーの類、まな板等々。プラスチックといっていいのかわからないけれど、とにかく石油由来の製品に溢れている。

ふと考えてみる。江戸時代の江戸ってのは確か世界でも有数の人口密集地でいわゆる大都市だったと記憶している。であるならば、いわゆる居酒屋もたくさんあっただろう。メニューにビールはなかったよな。日本酒か。もしかしたら東京(江戸)だけに地方の珍しい焼酎を置いている店なんてものあったかもしれない。肴は何があったのか?焼き鳥か、炉端焼き的なものかな?当時の冷凍、冷蔵技術を考えると刺身は無かったかな?でも江戸前の魚の酢しめなんかはあったかもしれない。ちょっと詳しく調べて見たくなった。

いずれにせよ、江戸時代の居酒屋にはプラスチック製品は絶対なかったはず。そんな飲み屋が今の時代に少しくらいはあっても良いかなって思った。だって、その店で酔っぱらってくだまいてる客は今とほとんど変わらないはずだから。

木・鉄・硝子

CLIMAX NIGHT

僕は、音楽は好きではあるけけれど、全くマニアではないので技術的なことは全くわからない。でも曽我部さんのギター好きなんだよね。一音一音正確に弾いていくうえで、それでいてその場のグルーブもある感じといえば良いのかな。

ちなみに曽我部恵一は僕と同じ1971年生まれなんだけど、下手したら息子でもおかしくないくらいの年代のミュージシャンとお互いリスペクトしあってこんなセッションが出来るなんてほんとうらやましい。ULはほんと若い人いないよね。。。

結局は僕たちが曽我部恵一になれていないだけなんだろうな。他者や状況を嘆く前に自分を見つめろ!何事もこれが基本だよね。

ところで僕にとってのクライマックスナイトはいつ来るのかな?もう、とっくに過ぎちゃったのかな?

てか、毎晩クライマックスナイトな人生送りたいよねw

CLIMAX NIGHT

SI単位教

アングル:北朝鮮の「ミサイル技術」、金正恩政権で急速に進化

いったいいつまで続けるのでしょうか?

僕はここに世界宗教として、「SI単位教」の創設を提案します。
誰にも文句は言わせない絶対神がそこには存在します。

美しき物理学の元、身体性を取り戻し、全てが存在として平等であるという当たり前のことを再認識したいものです。できれば僕らが生きているうちに。

 

 

SI単位教